京都の町を流れる鴨川に
寄り添うように細い道が南北に続く先斗町(ぽんとちょう)
舞妓さん芸妓さんの行き交う花街でもあります。
その地で、お宿を初めてほぼ70年。
お茶屋時代も含めるとおおよそ90年ほど。
初めてでも、何度となくお泊りいただいているお客様にも、よかったと言っていただけるよう、
旅のお手伝いをさせていただきたい。お客様に喜んでいただくのが、大好きなお宿です。
お陰様で 柏井壽先生著「日本名百宿」にもご紹介いただきました。
京都のお家にお帰りいただいたつもりで、どうぞごゆっくりおくつろぎください。
なお 京のお宿 三福と大変よく似た名前のお宿がございますが、
手前どもとは、全く関係はございませんのでご注意ください。
7月 文月
こんこんちきちん
こんちきちん
私の通った小学校は、
祇園祭山鉾巡行の際のお囃子が
聞こえるほどの近さでした。
巡行の7月17日は、
1時間目だけあって
すぐに解散。
山鉾が道る前に帰らないと、
河原町通りを渡るのに、
とてつもなく待たされるからです。
だから、その日は早く帰れる
ちょっぴりうれしい日でもありました。
そして高校。
地域の公立高校だったので、
祇園祭の区域がすっぽりと入っておりました。
いつも7月になると
期末試験そっちのけで、
誰といつ行くか、
学校全体がそわそわ・どきどきの毎日でした。
慣れない浴衣と草履をはいての宵山は
思いのほか、疲れたけれど
お恥ずかしながら、
あまずっぱい青春の思い出
色んな思い出を重ねてきた祇園祭。
思い入れの強い分、
見所など
少しはお役に立てることもあろうかと...
さて、今年はどんな思い出が
できますやら...
三福でお待ちしております。
京のお宿 三福